ニュース

【びんずる尊者像】優しい森本容疑者が盗んだ理由は転売目的ではなく○○だった

長野県、長野市にある善光寺で、多くの人々に信仰されていた「びんずる尊者像」が4月5日盗まれたというニュースで話題になってますね。

桃太郎
桃太郎
この尊者像は、「触れた部分の病が治る」とされ、多くの信者からの信仰を集めていたワン!
スカイラー
スカイラー
300年以上安置されているとされ、「なで仏」として多くの参拝者に親しまれてきたみたいね

びんずる尊者像は、数時間後に見つかったようですが、容疑者の母親の証言によると転売目的では100%ないと断言。また容疑者は調べに対して「びんずるに恨みがあった」などと供述しているようです。

今回は、びんずる尊者像が盗まれた経緯、誰が何のために盗んだのか、相次いで仏像が盗まれる理由や、今後の対応策についてまとめてみました。

【びんずる尊者像】が盗まれた経緯

長野市にある善光寺で、多くの人々に信仰されていた「びんずる尊者像」の木造が4月5日午前8時半過ぎに盗まれました。

防犯カメラには犯行の様子が写っていたとの事。

 犯人は長い時間、ずっと観察していて、人員が手薄になるところを狙って、1人で抱えて持っていったようであります と善光寺 林明晋 寺務総長 出典:TBS News DIG

朝の8時半に防犯カメラもあるのに、なんとも大胆な犯行ですよね。しかも犯行は一人で行なわれ、男が乗り込んだ乗用車が映っていたとのことです。

像は高さが83.4センチ、重さは分からないという。善光寺によると、かなり重いとのこと。

事件発覚から数時間後、警察は松本市内の防犯カメラ映像を分析し、犯人が乗り込んだと思われる乗用車を発見し、その車の中から尊者像も見つかったのです。

【びんずる尊者像】誰が盗んだの?

熊本県御船町の森本晋太郎容疑者34歳が、「びんずる尊者像」の盗みの疑いで逮捕されました。

スキンヘッドの大柄な男性のようですね。

【びんずる尊者像】なぜ盗んだのか?

森本容疑者は調べに対して「びんずるに恨みがあった」などと供述しているようです。出典:Livedoor News

何かびんずる尊者像に頼み事をしたが、それが叶わなかったなどの可能性がありますね。

森本容疑者の母親はこう語っています。

「何かにすがりたかったのかなって。そういう気持ちは何となく理解はできます。優しい息子でしたよ。家のことも何でもしてくれるし、私にはもう考えられません 出典:テレ朝News

森本容疑者は、熊本県内で母親と二人で生活していましたが、約1年前に仕事を辞めた後は、悩みを抱えるようになったようです。

犯行の2日前、森本容疑者は、母親に理由を告げることなく車で長野に向かったとの事。

報道陣の仏像が好きとかとの問いに、森本容疑者の母親は下記のように語っています。

そういうのはなかったですけど、宗教に傾倒している感じは受けました。悩みを抱えていたんじゃないかなと。

何の目的があって、そういうことをしたのか。私には全然分かりません。ただ、転売とかは絶対、100%あり得ません。それは親として言い切れます。出典:テレ朝News

以上のことから、森本容疑者は転売目的やお金にためにやったのではなく、何か恨みがあて、もしかしたら宗教が関連している可能性が高いようですね。

【びんずる尊者像】仏像が相次いで盗まれる理由

仏像が盗まれるのは今に始まったことではなく、近年相次いで窃盗被害に遭っているのですが、それにはいくつかの要因があります。

ネットオークション

一つ目の要因は、仏像が高い価値を持っていることにあります。

多くの仏像は、美術品として評価されいて、その美しさや歴史的価値によって高い値段で取引されるんですよね。

古美術品市場において宗教美術は根強く人気のあるジャンルで、国内外を問わず取引が行われているが、現在はインターネット上で商品をたやすくやりとりできるオークションサイトもあり購入のハードルは大きく下がっている。それゆえに転売を目的として仏像を盗み取り市場に供給する卑劣な窃盗犯が出現しているといえる。出典:文化遺産の世界

盗まれた仏像は、黒市で高額に売買されることがあるりますが、海外に渡ってしまったら、もう取り返す方法はほぼ無理なんですよね。

宗教的な理由

2つ目の要因は、仏像は宗教的な崇拝の対象でもあります。

盗まれた仏像は、儀式や信仰の実践に使用されることがあるんですよね。これは、一部の人たちにとって、盗難が正当化される理由となる場合があるようです。

こんな卑劣なことをしておいて、信仰云々はそもそもおかしな話ですが、人は不安定になると、奇妙な行動を取ることがありますよね。不安やストレスで、感情のバランスが崩れ、正常な思考や行動が難しくなることがあるからです。何でもいいから何かに縋りたいと思うようになるのかもしれません。

【びんずる尊者像】相次いで盗まれる仏像と今後の対策

仏像の窃盗被害は、信仰の対象であるだけでなく、芸術的・文化的価値も高いため、社会的な問題となっているんですよね。そこで、仏像盗難の防止策について考えてみました。

管理体制の強化

仏像が安全に保管されるよう、管理体制の強化が必要です。

特に、寺院や博物館など、仏像が多数所蔵されている施設では、監視体制を整備することが大切です。また、施設内には監視カメラを設置し、不審者の侵入を早期に発見することができるようにすることも有効です。

地域の協力体制の構築

仏像は、多くの場合、地域の歴史や文化と深く関わっています。そのため、地域住民と協力し、仏像を盗まれることを防ぐ取り組みが必要です。例えば、地域住民に対して、不審な人物や車両が目撃された場合には、すぐに警察に通報するよう呼びかけることが重要です。

防犯対策の徹底

仏像を盗む犯罪者は、盗みやすい場所を狙っていることが多いです。そのため、施設周辺の照明や防犯フェンス、セキュリティカメラなどの設備を整備することが重要です。また、施設内には、重要な仏像を展示する場所を限定し、厳重な施錠や警備を行うことも有効です。

情報共有の強化

仏像盗難事件が発生した場合には、警察や関係機関、地域住民など、関係者間で迅速な情報共有を行うことが重要です。また、盗難された仏像の情報を公開し、広く知らせることで、一般市民の協力を得ることもできます。

以上のような対策を実施することで、仏像盗難事件を防止することができるのではないでしょうか。

まとめ

以上、今回は、びんずる尊者像が盗まれた件について、盗まれた経緯、誰が何のために盗んだのか、相次いで仏像が盗まれる理由や、今後の対応策についてついてまとめてみました。

仏像盗難事件が相次ぎ被害は深刻です。これは、信仰の尊厳を無視し、歴史への敬意を欠いた行為であって、決して容認できるものではありません。

今後、このような卑劣な犯罪が繰り返されることがない為にも、仏像を被害に遭わせてはならないということを、社会全体で認識し、取り組む必要があるのではないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

在宅での勉強やテレワーク作業は集中できない?誘惑に打ち勝つ方法5選最近では、副業やテレワークをする人が増え、働き方もどんどん変化してきていますね。 テレワークは通勤時間の短縮、またリラックスして仕...