２０２３年５月６日、コムアイさんが第一子をアマゾンの熱帯林で暮らすワンピス族の村で出産するとの報道が話題になっていますね。
父親は映画監督で文化人類学者の太田光海さん。
そう思う方がほとんどではないでしょうか。
ということで、今回は、コムアイさんが出産予定をしているアマゾンの熱帯雨林で暮らすワンピス族について調べていきたいと思います。
【コムアイ】が第一子をアマゾンで出産！
画像出典：Nippon.com
コムアイさんがアマゾンでの出産を決意した理由は、
産婦人科によっては父親がないがしろにされてきているような感じを受けて。男性をちゃんと同等の親として扱ってくれない。無言で「別にお父さんは来なくていいんですよ」みたいな空気を放つ病院はちょっとイヤだなって。
私は元々、自然分娩に興味があって。妊娠・出産に関しては、何が良くて、何が悪いというのは、時代や場所、人によってもさまざまですよね。
自分でいろいろ調べていって、いくつか大事にしたいことがあるんです。例えば、無菌ではない状態で産むこと、分娩台に固定されるのではなく、自由に体勢を変えながら産めること、へその緒をすぐに切らないこと、親族じゃなくても立ち会いができる、おっぱいをすぐ吸わせること…。
そういうことを考えると、現代の病院で産むよりも、昔ながらの方法のほうが、私が理想としている出産に近い気がしたんです。出典：Nippon.com
また、旦那さんである太田さんがワンピス族のリーダーの一人に友人がおり、彼が産婆さんを紹介してくれたとのこと。
薬草や食べ物の知識にも精通している専門家なので、よく知っている人たちだし、彼らはいまだに全員が自宅出産なので、何世紀にもわたって受け継がれたノウハウをもっている。と語っています。
太田さんが、映画作家として活躍している為、妊娠しているコムアイさんの姿を撮影し、出産までの様子を記録した映画『La Vie Cinematique 映画的人生』を上映予定。
そのために現在資金をクライドファンディングで募っています。
こちらからサイトへ→ コムアイさんと太田さんのクラウドファンディング
【コムアイ】が出産するアマゾンのワンピス族の村ってどこ？
アマゾンとは南米大陸に位置しており、面積が550万㎢にも及ぶ、ブラジル、ビルビア、ペルーなど８カ国にまたがるアマゾン川中心に広がる世界最大の熱帯雨林です。
どのくらい大きいかというと、ブラジル国内のアマゾン地域だけでも、日本の１２倍あるんです。
ワンピス族は、ペルーとエクアドルの先住民族で、何千年もの間ペルーの熱帯雨林に孤立して生活してきました。
Wampis nation of the Peruvian #Amazon declares solidarity with #Shuar people of #Ecuador https://t.co/xmO2msiJNX #SOSPuebloShuar #Nankints pic.twitter.com/x5irdZRu4T
— Persona (@PersonalEscrito) December 19, 2016
1980年代には5000人ほどのワンピス族が、現在では15000人越えと言われています。
ワンピス族は1,500 km (932 マイル) に渡るペルーの熱帯雨林で孤立して暮らしており、ペルーの首都リマの間のアンデス山脈辺りで暮らしてきました。
ワンピス族はマラニョン川とサンティアゴ川の上流に分散して住んでいます。
コムアイさんはワンピス族の住む村で出産予定と仰っていますが、あまりにも広範囲のため場所の特定は難しいですね。
何かあった時のために、ペルーの首都リマの近くで出産する可能性もあります。
ワンピス族は普段孤立して生活しているため、外部の人間と交流するためには、川を使用して接触するとの事。
もしペルーのアマゾン熱帯雨林のど真ん中で出産するのだとすると、何かあった時に小さい船に乗り、首都のリマまで行かないといけないのでとても危険です。
【コムアイ】ワンピス族ってどんな人たち？
ペルー政府非公認ですが、ワンピス族は同国史上初となる先住民の自治政府を2015年に発足させ、「ワンピス国」を名乗っています。
独立を目指すのではなく、自分たちの土地を、森林伐採、石油掘削、鉱物の違法採掘などから守るのが主な目的です。
主に畑でプランテンやキャッサバ、またたばこや綿花などの作物を育て、川で魚をとり、森のけものを狩る自給自足の暮らしをしています。
彼らはワンビサ語を話しますが、ほとんどの人がスペイン語とケチュア語を理解しています。
まとめ
以上、今回は、アマゾンの熱帯雨林で暮らすワンピス族の村とはどこなのか？についてご紹介しました。
わざわざアマゾンでなくても…って思ってしまいますが、お二人が決めた事。母子共に健康で出産されることを祈っています。
