今回は都市伝説のリンフォン(RINFONE)をご紹介します。
リンフォンとは、2006年に２ちゃんねるのオカルト板に書き込まれた都市伝説のお話。
正20面体のパズルで、いろんな動物の形に変形し不思議なパワーを秘めた恐ろしい玩具のことです。
「リンフォン」とは、どのような都市伝説で、実物はあるのかなどをご紹介します。
【リンフォン】あらすじ
全てはアンティークショップから始まりました。
ある日、男性はアンティーク好きな彼女と、ドライブがてらに骨董店やリサイクルショップをまわることに。
一件の古い店に目が付き入るのですが、そこは主に古本が多く、家具や古着の類はあまり置いていない模様。
見る物もそこまでないし、「出ようか…」と言いかけたその時に、「あっ」と彼女が驚嘆の声を上げた。
バスケットケースの1番底に押し込まれる様にあった、
正20面体の置物を、ぬいぐるみや他の置物を掻き分けて手に取ります。
お店のオーナーの老人に尋ねると、このおもちゃはリンフォンという名の玩具で、「熊」→「鷹」→「魚」に変形するのだとか。
彼女は指示に従って、リンフォンを両手で包み込み、そっと撫で回しました。
すると、「カチッ」という音が響き、正20面体の面の一部が隆起したのだ。
リンフォンに興味をもった彼女は6500円まで値切ってもらい購入することに。
【リンフォン】にハマっていく彼女
月曜日
仕事が終わり、家に帰ったら彼女からの電話。
と興奮している様子。その後写メールが来て、一晩中熊を作りに励んでいた。
火曜日
彼女からのメールでがあり、
彼女の家につくと、テーブルの上には、4つ足で少し首を上げた、熊の形になったリンフォンがあった。
水曜日
夜の11時ごろ、彼女から写メール
写メールを開くと、翼を広げた鷹の形をしたリンフォンが。
木曜日の夜
彼女から電話があり、
と奇妙なことが起こり始めるのです。
金曜日
彼女のことが心配になり、男性は家に行くことに。
リンフォンはほぼ魚の形をしており、あとは背びれや尾びれを付け足すと、完成という風に見えた。
その夜、彼女の家に泊まると、男性は悪夢を見る事になるのです。
暗い谷底から大勢の裸の男女が這い上がってきて、崖をよじ登るも、
頂上に手をかけたその時、女に足を捕まれてしまい、「連れてってよぉ」という内容。
汗だくで目が覚めたのは午前５時半だったが再び寝むれそうになかった。
土曜日
携帯ショップに出向き、異常を確認してもらうのですが原因はわからずじまい。
「気分転換に占いをしてもらおう！」ということになり、市内でも有名な「猫おばさん」と呼ばれる占い師を訪ねることに。
普段は予約必須の占い師だったが、電話をすると運良く翌日の日曜日にアポが取れることに。
日曜日
昼過ぎに２人で占い師に会いにいき、玄関に入ると廊下には猫が。
その猫は２人を見るとたんに「ギャッ」威嚇し、家の中へ入っていった。廊下を進むと、他の猫も一斉に「ギャーッ」と威嚇し始める。
すると占い師に「すみませんが、帰って下さい」と言われることに。
ムッとした男性は、どういう事か聞くと、
男性は彼女への妙な電話、俺の見た悪夢をおばさんに話した。
男性が執拗に食い下がり質問すると、占い師はこう答えたのです。
そして占い師は二人を追い返しました。
怖くなった二人は、家に帰ると、すぐさまリンフォンと黄ばんだ説明書を新聞紙に包み、ガムテープでぐるぐる巻きにしてゴミ置き場に投げ捨てた。
それ以来これといった怪異は起きていない。
数週間後、アナグラム好きでもある彼女が、紙とペンを持ちこう言い始めた。
リンフォンがゴミ処理場で処分されていること、そして2つ目がないことを、男性は無意識に祈っていた。
【リンフォン】実物のおもちゃは存在するの？
書き込み主は、この話を実体験だと話し、リンフォンが複数存在しないことを願うと最後に綴っています。
リンフォンが実在するのかネットで議論になり、実物を見たことがあるという人の書き込みも出ています。
実際に魔の威力を持つモノは世の中に存在しており、その一つがHOPE DIAMOND
アメリカのスミソニアン博物館に所蔵されている45.5カラットのブルーダイヤモンドです。
持ち主を破滅に追い込んでは、また次の持ち主の手に渡る「呪われた宝石」の伝説で有名です。
興味のある方はこちらから→ HOPE DIAMOND 呪われた宝石
このようなものが実際に存在するので、リンフォンが実在してもおかしくないですよね。
まとめ
今回は、「リンフォン」とは、どのような都市伝説で、実物はあるのかなどご紹介しました。
