今や、コンビニに行けば、手軽にジュースよりも安く買えてしまうアルコール。
その手軽さゆえに、飲み過ぎやアルコール依存症に陥るリスクを高めてしまうことがあるんですよね。
本当はお酒をやめたいけど、仕事や人間関係のストレス、疲れたからリラックスしたいなど人によりお酒を飲む理由は様々ですよね。
ということで、今回は断酒の手助けになる方法を7選ご紹介していきます。断酒をしたいけどできるか不安という方は是非一読ください。
長期の大量飲酒が身体に及ぼす影響
長期にわたる大量飲酒は、身体にさまざまな影響を及ぼすことで知られていますが、代表的な影響をいくつか挙げていきます。
肝臓へのダメージ

画像出典:おがちゃん先生
肝臓はアルコールの代謝に重要な役割を果たす臓器。長期にわたる大量飲酒により、肝臓は損傷を受けることがあります。
軽度の損傷では肝臓脂肪化症や肝硬変などが生じ、重度の損傷では肝炎や肝がんなどが発症することもあるのです。
脳の萎縮
アルコールは神経細胞を損傷し、脳が萎縮することが知られています。
長期にわたる大量飲酒は、認知機能の低下や精神障害、脳萎縮などの症状を引き起こすことがあります。

脳は、摂取したアルコールの量に比例して萎縮すると言われています。 そして脳の萎縮により、認知機能が低下したり、脳梗塞のリスクが高まったりといったことが起こります。出典:やまなか脳神経外科
免疫力の低下
長期にわたる大量飲酒は、免疫力の低下を引き起こすことがあります。このため、感染症にかかりやすくなったり、治りにくくなることがあります。

画像出典:Reライフ.net
過度な飲酒により血中アルコール濃度が一定以上に上昇すると、NK細胞という免疫細胞の活性度合いが低くなると考えられています。
引用NK細胞は自然免疫の重要な役割を担っている免疫細胞であり、その活性度合いが低下することで免疫力を低下させてしまうのです。出典:リペアセルクリニック
がんリスクの増加
長期にわたる大量飲酒は、がんのリスクを増加させることがあります。
特に、口腔がん、咽頭がん、食道がん、肝臓がん、乳がんなどの発症リスクが高くなることが報告されています。
例えば1日1杯のお酒※2を飲む生活を10年続けると、がん全体の罹患リスクは5%上昇します。部位別でみると、最も上昇率が高いのは食道で45%、続いて喉頭が22%です。日本人に多いがんの部位では、大腸・乳房が8%、胃が6%となっています。出典:再発転移がん治療情報
断酒の手助けになる方法7選をご紹介
なぜ断酒したいのか明確にし、周囲に明言する
断酒をしたい理由を明確にすることで、自分が目指すべき目標が明確になります。それによって、自分がやるべきことが明確になり、やる気が出てきます。

また、自分がアルコールに対してどのような問題を抱えているのか、またその問題が自分にどのような影響を与えているのかを深く考えることができます。

また、断酒を周りに明言することによって、周囲の人たちがサポートしてくれる可能性が高まります。

周りの人々が自分の意志を知っているため、その意志に反するような行動をとることができないというプレッシャーもあります。このような状況下で自分自身を追い込むことで、断酒に向けた強い意志を持つことができます。
Twitter断酒部に入部
実はTwitterにはTwitter断酒部があるのをご存知でしたか?
入部といっても正式にコミュニティーに入部するのではなく、#Twitter断酒部 というハッシュタグをつけて、自分の断酒への思いをツイートすることで、同じ目標を持つ人たちと交流できちゃうんです。

Twitter断酒部には、同じくアルコール依存症から抜け出すことを目指す人たちが集まっています。
交流を通じて、モチベーションを高め、支え合うことができるんですよ。また、アドバイスやいろいろな情報を得られることも多いのです。
お酒に代わる楽しみを見つける
アルコールに頼りがちな人にとって、お酒に代わる楽しみを見つけることは、健康的で充実した人生を送るために重要なことです。お酒に代わる楽しみをいくつか紹介します。
- スポーツや運動をして体を活性化させストレス解消
- 趣味やアートで絵を描いたり、楽器を演奏したり、読書や映画鑑賞など、自分の興味に合わせて楽しむ
- 自然やアウトドア:ハイキングやキャンプ、釣りなど、自然と触れ合うことで、心身ともにリフレッシュ
- 料理や食べ物:自分で料理をすることで、健康的な食生活を送ることができます。また、美味しい食べ物を探しに出かけることも、新しい発見がある
甘いものを食べる
断酒中に甘いものを食べることは、アルコールの代替として効果的な方法の1つです。
甘いものは脳内でエンドルフィンを放出させ、気分を高揚させることができるんですよね。
炭酸水や刺激がある飲み物に代替する
炭酸水や刺激がある飲み物をアルコールの代替品として使うことが有効です。
炭酸水やアルコールと同様に味わいや刺激を楽しむことができます。また、炭酸水には、腹部の膨満感をもたらすことができるため、飲み過ぎを防ぐこともできるのです。
家にアルコールを置かない
断酒を成功させるためには、自宅にアルコールを置かないことが重要です。

自宅にアルコールがあると、誘惑に負けて飲んでしまう可能性が高くなります。家にアルコールを置かないことで、自然とアルコールを控えることができる環境を作ることができます。アルコールに頼らず、健康的で幸せな生活を送るために、家にアルコールを置かないようにしましょう。
自分へのご褒美や楽しみを作る

断酒は、時に辛い課題となることがありますが、自分自身へのご褒美や楽しみを作ることで、モチベーションを保つことができるんですよね。下記いくつかご紹介。
- ゴージャスなお茶タイム:高級なお茶や美味しいスイーツを用意して、自分だけのリラックスタイムを楽しんでみましょう。
- 旅行やアクティビティ:自分へのご褒美として、旅行やアウトドアアクティビティを計画することで、新たな楽しみを見つけることができます。
- インターネットショッピング:お気に入りのオンラインショップで、自分へのプレゼントを探してみるのも良いでしょう。新しいアイテムを手に入れることで、気分がリフレッシュされるかもしれません。
- スパやマッサージ:身体をケアすることで、リラックスすることができます。自分の好みに合ったスパやマッサージを選んで、ゆったりと過ごしてみましょう。
まとめ
以上、今回は断酒の手助けになる方法を7選ご紹介していきました。
アルコール依存症は決して意志が弱いわけではなく、コントロール障害の一種といわれています。どんな人でもアルコール依存症になる可能性はあるんですよね。
むしろ真面目で責任感のある人ほど、仕事やプライベートでのストレスを抱えやすい傾向があります。そのような人たちは、ストレスを解消する方法を見つけるために、たいてい長時間の深酒に走ってしまうことがあります。
断酒を考えている方、または既に頑張っている方、断酒の先には、楽しい明るい未来が待ってますよ。応援しています。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

